============================================================================== 5733XJ1 IBM i Access Client Solutions Windows Application Package 1.1.0 (c) Copyright IBM Corporation 1996, 2019. All rights reserved. ============================================================================== 本書は特定物として現存するまま提供し、法律上の瑕疵 担保責任を含むいかなる保証 責任も負いません。IBM は、本書の内容に関して特定目的適合性の保証、および法律上の瑕疵 担保責任を含むいかなる明示または黙示の保証責任も負わないものとします。本書を 提供することで、IBM は特許権または著作権について、いかなる実施権、複製権、利用 権等も許諾するものではありません。 =============================================================================== 本書の最終更新日: 2019 年 11 月 4 日 ------------------------------------------------------------------- 目次 ------------------------------------------------------------------- 1.0 概要 2.0 情報ソースのロケーション 3.0 インストール情報 3.1 サポートされる Windows オペレーティング・システム 3.2 インストールの注意点 3.3 IBM i Access for Windows からのアップグレード 3.4 インストールの実行 3.5 プリンター・ドライバーのインストール後に必要な処置 3.6 64 ビット・ハードウェアのインストールの注意点 3.7 インストール・ログ 4.0 IBM.Data.DB2.iSeries .NET Provider に関する要件 5.0 Microsoft XML Parser または Microsoft XML Core Services 6.0 拡張インストール情報 6.1 ライセンス製品情報 6.2 インストール・イメージ内の言語ファイル 6.3 インストール機能 6.4 コマンド行オプション 6.5 公開プロパティー 6.6 管理イメージの CD または DVD への焼き付け 7.0 ポリシー情報 8.0 組み込まれていないコマンド ------------------------------------------------------------------- 1.0 概要 ------------------------------------------------------------------- このパッケージは、5733XJ1 IBM i Access Client Solutions 製品の一部です。 IBM i Access Client Solutions を使用すると、サポートされるどのリリースの IBM i にも 接続できます。 このパッケージには、Windows オペレーティング・システムでのみ使用可能な機能が含まれて います。これは、7.1 IBM i Access for Windows 製品をベースにしていますが、すべての 機能が含まれているわけではありません。 IBM i Access for Windows からこのパッケージに組み込まれている機能は以下のとおりです。 .NET Data Provider ODBC OLE DB Secure Socket Layer および証明書管理 ヘッダー、ライブラリー、および文書用のプログラマーズ・ツールキット AFP プリンター・ドライバー 以下のものを含む必要なプログラム: API Active X セキュリティー 保守性 接続 NLS 有効化 変換テーブル プロパティー ポリシー ネットワーク印刷 コマンドのサブセット (組み込まれていないもののリストについては、セクション 8.0 を参照してください。) ユーザーズ・ガイド このパッケージの機能へのアクセスを制御するためのアプリケーション管理の使用 IBM i Access for Windows からの以下の機能は、このパッケージに組み込まれていません。 プラットフォーム独立 IBM i Access Client Solution パッケージには以下の機能の代用と なるものが含まれています。 5250 ディスプレイおよびプリンター・エミュレーション データ転送 データ転送 Excel アドイン オペレーション・コンソール IBM i Access for Windows からの以下の機能は、このパッケージに組み込まれていません。 IBM Navigator for i にはこうした機能の代用となるものが組み込まれています。 System i ナビゲーター AFP Workbench Viewer 着信リモート・コマンドは組み込まれていません。代用となるものでは Microsoft の リモート・デスクトップ・サービスが使用されます。 Java 用ツールボックスも組み込まれていません。ダウンロード情報については、以下の Web サイトを 参照してください。 http://www-03.ibm.com/systems/i/software/toolbox/index.html このパッケージに組み込まれていない IBM i Access for Windows からの他の機能は以下のとおりです。 SCS プリンター・ドライバー System i ナビゲーター・プラグイン用の Java プログラマーズ・ツール ディレクトリー更新 Lotus 123 ファイル・フォーマット・サポート サービス・レベルの確認 このパッケージの内容も 7.1 IBM i Access for Windows とともに出荷されるため、 文書およびバージョン管理は、ユーザーズ・ガイド、プログラマーズ・ツールキット、 ヘルプ・テキスト、およびメッセージでは 7.1 IBM i Access for Windows を反映する ことがよくありますが、IBM i Access Client Solutions - Windows Application Package にも適用可能です。 ------------------------------------------------------------------- 2.0 情報ソースのロケーション ------------------------------------------------------------------- - サポートされるオペレーティング・システム、更新、制限、重大な既知の問題、新規情報など、 IBM i Access Client Solutions の変更は以下の IBM i Access 製品 Web サイトで公表されます。 http://www-03.ibm.com/systems/power/software/i/access/index.html - このパッケージとともにインストールされるユーザーズ・ガイドには、製品の使用に関する情報、いくつかの ヒントと技法、メッセージ、およびトラブルシューティング情報が含まれています。 - OLE DB プロバイダーおよび .NET Data Provider に対するテクニカル・リファレンスは、 ヘッダー、ライブラリー、および文書機能がインストールされるとインストールされます。 テクニカル・リファレンスは、プログラマーズ・ツールキットのフォルダーにあります。 - 以下の IBM i Information Center には、技術情報へのアクセスを行う必要がある IBM i の専門家向けの トピックが集められています。 http://publib.boulder.ibm.com/eserver/ibmi.html - 今回の公開の時点では、IBM i Information Center には IBM i Access Client Solutions に関する トピックが含まれていませんでした。ただし、IBM i Access for Windows の下の多くの情報は、この パッケージの IBM i Access Client Solutions に適用可能です (インストール、管理、プログラミング に関するトピックなど)。 http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/iseries/v7r1m0/index.jsp?topic=%2Frzahg%2Frzahgicca2.htm - 以下のサイトの IBM i developerWorks には、IBM i ユーザー用の記事、チュートリアル、および 技術資源が含まれています。 https://www.ibm.com/developerworks/ibmi - 以下の IBM i Web サイトは、最新の IBM i ニュースとともに、製品情報、参照ライブラリー、 研修案内などを提供します。 http://www-03.ibm.com/systems/i/ ------------------------------------------------------------------- 3.0 インストール情報 ------------------------------------------------------------------- 3.1 サポートされる Windows オペレーティング・システム --------------------------------------- このパッケージは、以下の Microsoft Windows オペレーティング・システムにインストールできます。 - Windows Server 2019 Standard、Windows Server 2019 Datacenter - Windows Server 2016 Standard、Windows Server 2016 Datacenter - Windows 10 Pro、Windows 10 Enterprise - Windows 8.1 Pro、Windows 8.1 Enterprise、Windows Server 2012 R2- Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 Standard Enterprise (32 ビットと 64 ビット) - Windows 7 Professional、Enterprise、および Ultimate (32 ビットと 64 ビット) 以下の制約事項が適用されます。 a) Home エディションはサポートされていません。 b) Microsoft がサポートするレベルの Windows Service Pack を使用する必要があります。 c) サポートは、Microsoft がサポートを停止した日付で打ち切られます。 d) Itanium ハードウェアではインストールはサポートされません。 e) Microsoft Windows のハードウェアおよびメモリーの推奨事項を使用してください。 IBM i Access Client Solution 機能用の追加の 256 MB のメモリーが含まれています。 f) 異なる Windows オペレーティング・システムにアップグレードすると、製品は インストールできません。以下の手順に従ってください。 1. 構成データを保管します。 2. 製品をアンインストールします。 3. Windows オペレーティング・システムをアップグレードします。 4. 製品をインストールします。 5. 構成データを復元します。 3.2 インストールの注意点 -------------------------------------------------- - インストールを実行するには、管理権限および特権が必要です。 - マシン単位のインストールしかサポートされていません。ユーザー単位の インストールはサポートされていません。 - Windows Installer 4.5 が必要です。この Microsoft ソフトウェア・コンポーネント は、システムにまだ存在していない場合、インストール時にインストール されます。以下の Microsoft Web サイトからダウンロードすれば、インストール前に これをインストールすることができます。 http://www.microsoft.com/DownLoads/details.aspx?familyid=5A58B56F-60B6-4412-95B9-54D056D6F9F4 3.3 IBM i Access for Windows からのアップグレード ------------------------------------------- - IBM i Access for Windows からのアップグレードはサポートされていません。この パッケージをインストールする前に、IBM i Access for Windows を削除する必要が あります。 - 組み込まれていない機能のリストについては、セクション 1.0 を参照してください。 IBM i Access for Windows の、このパッケージに組み込まれていない機能を引き続き 使用したい場合は、このパッケージをインストールせずに、7.1 IBM i Access for Windows の最新の Service Pack を引き続き使用してください。 - IBM i Access for Windows をアンインストールすると、既存のシステム 構成が削除されます。既存のシステム構成を保存するには、IBM i Access for Windows をアンインストールする前に構成を保管し、IBM i Access Client Solutions Windows Application Package のインストール後に構成をリストアする必要があります。 構成の保管とリストアの詳しい手順を以下に示します。 1. CWBBACK コマンドを使用して IBM i Access for Windows の構成をバックアップする。 cwbback /u 例: cwbback C:\Users\IBM_ADMIN\Backup\IAWIN_CONFIG.RS /u この例は、フォルダー C:\Users\IBM_ADMIN\Backup が既に存在することを前提と しています。 上記のコマンドは、そのフォルダーに次の 2 つのファイルを作成します。 IAWIN_CONFIG.RS IAWIN_CONFIG.ts 次のステップに進む前に、この 2 つのファイルが作成されたことを確認してください。 注: 上記の 2 つのファイルが作成されていない場合、構成は保管されていません。特権を 持つ管理者としてコマンドを実行してみてください。これを行うための 1 つの方法は、 次のように「スタート」->「すべてのプログラム」->「アクセサリ」->「コマンド プロンプト」を選択して、コマンド・プロンプトを開始することです。ただし、コマンド ・プロンプトでは左クリックを使用する代わりに、右クリックを使用して、「管理者と して実行」するオプションを選択します。このコマンド・プロンプトを使用して、上記の cwbback コマンドを実行します。次のステップに進む前に、上記の 2 つのファイルが 作成されたことを確認してください。 2. IBM i Access for Windows をアンインストールする。 3. リブートする。 4. IBM i Access Client Solutions Windows Application Package をインストールする。 5. リブートする。 6. CWBREST コマンドを使用して、CWBBACK コマンドで保管した構成をリストアする。 cwbrest /c 例: cwbrest C:\Users\IBM_ADMIN\Backup\IAWIN_CONFIG.RS /c ステップ 1 の「注」の指示に従う必要があった場合は、cwbrest コマンドも 管理者特権コマンド・プロンプトから実行する必要があります。 - 上記の手順の実行前と実行後の Windows 構成を確認するには、以下に示すいくつかの方法があります。 1. Windows のレジストリーを確認します。システム構成は、次の場所に保管されています。 HKEY_CURRENT_USER\Software\IBM\Client Access Express\CurrentVersion\Environments\My Connections その場所にある Windows レジストリーの内容を表示するには、次のコマンドを入力します。 reg query "HKCU\Software\IBM\Client Access Express\CurrentVersion\Environments\My Connections" デフォルトの「My Connections」以外の名前の環境を使用している場合は、上記の パスを適切に置き換えてください。 2. プラットフォームに依存しないバージョンの IBM i Access Client Solutions が 同じ PC 上にある場合は、メイン GUI パネルから「ファイル」->「接続のコピー」を 選択できます。右側に「IBM i Access (Windows)」が表示されます。これが、 IBM i Access for Windows と IBM i Access Client Solutions Windows Application Package の両方に使用される構成です。 3.4 インストールの実行 ----------------------- - インストールを開始するには、インストール・イメージ内の setup.exe を実行します。 (コマンド cwblaunch.exe はこの製品とともに出荷されません。) 注: Microsoft Installer (MSI) ファイルを直接呼び出すことはお勧めできません。 setup.exe では、使用されるコマンド行オプションをリストし、必要に応じて Windows Installer のバージョンを更新するために setup.ini が使用されるからです。 - デフォルトの宛先フォルダーを使用することをお勧めします。 ただし、フォルダーを変更する場合は、以下のようにします。 a) ドライブのルート・ディレクトリーを選択しないでください。 b) この製品に関連しないファイルが既に含まれているディレクトリーを 選択しないでください。 c) ネットワーク・ドライブを選択しないでください。 ネットワーク・ドライブへのインストールはサポートされていま せん。 3.5 プリンター・ドライバーのインストール後に必要な処置 --------------------------------------------------- APF プリンター・ドライバーをインストールする場合、プリンター・ドライバーを使用 する前に措置を講じる必要があります。これが必要なのは、プリンター・ドライバーが Microsoft によってデジタル署名されていないため、インストール時にプリンター・ ドライバーを自動的に追加または更新できないからです。 インストール時に、プリンター・ドライバー・ファイルが、選択した宛先パスの下の CWBAFP という名前のサブディレクトリーにコピーされます。デフォルトの宛先パスに インストールしたと想定すると、パスは以下のようになります。 c:\Program Files\IBM\Client Access\CWBAFP ディレクトリー Microsoft のヘルプ・テキストにある指示に従って、プリンター・ドライバーを追加または更新します。 プロンプトが出されたら、CWBAFP へのパスを指定します。 複数のリリースにわたって IBM i Access for Windows 製品を アップグレードした PC にインストールしている場合は、プリンター・ ドライバーの構成時に古い情報が表示されることがあります。以前の 情報を .inf ファイルから除去するには、インストールが完了した後で 以下の操作を行ってください。 a) 「コマンド・プロンプト」ウィンドウを開きます。 b) ディレクトリーをインストール・ディレクトリーに変更します。 デフォルト・インストール・ディレクトリーは c:\Program Files\IBM\Client Access です。 c) 「cwbrminf」と入力して、Enter キーを押します。 3.6 64 ビット・ハードウェアのインストールの注意点 ----------------------------------------------- サポートされる 64 ビットの Windows オペレーティング・システムにインストールされると、 以下のようになります。 - ODBC、OLE DB、ActiveX、および Secure Sockets Layer (SSL) の場合、32 ビット・バージョンと 64 ビット・バージョンの両方がインストールされます。 - IBM i Access for Windows .NET プロバイダーは、プロバイダーを呼び出すアプリケーション に応じて、32 ビット・アプリケーションと 64 ビット・アプリケーションの両方から実行 されます。 - AFP プリンター・ドライバーは、1 つのバージョンしかインストールされません。 64 ビット・バージョンは 64 ビット・システムに、32 ビット・バージョンは 32 ビット・システムにそれぞれインストールされます。 3.7 インストール・ログ --------------------- インストール時には 2 つのログが作成されます。ログの 1 つは XJ1 に固有のログで、 ここには製品のカスタム・アクション情報が含まれます。このログの名前は「xe1instlog.txt」で、常にユーザーの一時ディレクトリーに作成されます。 もう一方のログは、Microsoft MSI ログで、ここには MSI イベント、 手順、およびプロパティーに関する情報が含まれます。デフォルトでは、このログの名前は「xe1instlogmsi.txt」で、ユーザーの一時ディレクトリーに作成されます。 インストール・イメージ内の setup.ini を 編集することで、このログを変更できます。[Startup] キーワードを探して、 以下の項目を見つけ、編集します。 CmdLine=/l*vx "%temp%\xj1instlogmsi.txt" - ログが作成されないようにするには、この項目を削除します。 - ログの場所および名前を変更するには、パスおよびファイル名を変更します。 - ログの内容を変更するには、以下のサイトにある「Microsoft の MSDN Windows Installer コマンド行オプション」の説明に従って /l* を別のオプションに変更します。 http://msdn.microsoft.com/default.aspx setup.ini 内のデフォルトのコマンド行情報は、コマンド行オプションを使用して コマンド・プロンプトで setup.exe を開始すれば一時変更することができます。 ------------------------------------------------------------------- 4.0 IBM.Data.DB2.iSeries .NET Provider に関する要件 ------------------------------------------------------------------- - The IBM i Access for Windows .NET Provider (IBM.Data.DB2.iSeries) では、システムに Microsoft .NET Framework バージョン 2.0 以降が インストールされている必要があります。サポートされる Microsoft オペレーティング・システムが稼働しているほとんどの PC には、必要な .NET Framework が既にインストールされています。.NET Framework は、 以下の Microsoft Web サイトからダウンロードできます。 http://www.microsoft.com/net - Access for Windows 5.3 または 5.4 .NET Provider インターフェース向けに 作成された .NET アプリケーションが中断しないようにするために、 バージョン 10.0.0.0 の .NET Provider の実行時要求をバージョン 12.0.0.0 にリダイレクトする必要があります。app.config ファイル、 web.config ファイル、または machine.config ファイルを使用する方法、 および既存アプリケーションをリダイレクトするために適切な コンパイラーを選択する方法については、「IBM DB2 for i .NET Provider テクニカル・リファレンス」のトピック『5.3 および 5.4 からの互換性のない変更』を参照してください。 または、IBM i Access for Windows リリース 7.1 に付属の バージョン 12.0.0.0 の .NET Provider をターゲットとする新しいコンパイラーを使用して、 アプリケーションを再コンパイルすることもできます。 - 互換性のない変更についてすべての情報とリストを入手するには、 「ヘッダー、ライブラリー、および文書」機能をインストールして 「.NET Provider テクニカル・リファレンス」を表示してください。 ------------------------------------------------------------------- 5.0 Microsoft XML Parser または Microsoft XML Core Services ------------------------------------------------------------------- IBM i Access for Windows Data Transfer ActiveX オートメーション・オブジェクトを 使用して Microsoft Excel XML フォーマット (Excel 2003 および Excel XP でサポート されます) との間でファイルを転送する場合は、ご使用の PC に追加のソフトウェアを インストールする必要があります。 この機能を使用するには、Microsoft XML Parser 3.0 以上 (Microsoft XML Core Services としても知られています) がご使用のパーソナル・コンピューターにインストールされ ている必要があります。XML Parser は、多くの Microsoft 製品に 付属しています。ご使用の PC に XML Parser サポートがインストール されているかどうかを判別するには、Microsoft のサポート技術情報の 記事 278674 を参照してください。この記事は、以下の Microsoft Web サイトにあります。 http://support.microsoft.com/kb/278674 Microsoft XML Parser 3.0 以降がインストールされていなかった場合には、 Data Transfer XML サポートを使用する前に、Microsoft の Web サイトに アクセスして、XML Parser のダウンロードおよびインストールの説明を お読みください。XML Parser のインストールについては、Microsoft サポート技術情報の記事 324460 を参照してください。この記事には、 以下の URL でアクセスできます。 http://support.microsoft.com/kb/324460 ------------------------------------------------------------------- 6.0 拡張インストール情報 ------------------------------------------------------------------- ユーザー・インターフェース・レベルの変更、コマンド行パラメーターの使用法、 およびその他のインストール動作とデプロイメント方法の制御に関するほとんどの情報は、 IBM i Information Center for IBM i Access for Windows の『PC のセットアップ』 トピックで入手できます。このセクションでは相違についても、記載されています。 6.1 ライセンス製品情報 ---------------------------------- 5733XJ1 は、IBM i オペレーティング・システムにインストールされるライセンス製品として パッケージされていません。PC 媒体としてのみ使用可能です。必要なら、これをユーザーに 使用可能なロケーションの IBM i にコピーすることができます。 6.2 インストール・イメージ内の言語ファイル -------------------------------------------- 言語インストール・ファイルは、もはやインストール・イメージ内の別々の MRI29xx ディレクトリーに 分割されていません。代わりに各言語に別個の cab ファイルがあります。これらの cab ファイルは、 イメージから削除することはできません。 6.3 インストール機能 -------------------- IBM i Access for Windows の一部のインストール機能は、インストールされる他のインストール機能に 依存していました。この制限は、このパッケージには適用されません。 以下のインストール機能をインストールする必要があります。 req (必須プログラム) langacs、amri2924 (英語) 他のすべてのインストール機能はデフォルトでインストールされますが、設定を変更できます。 現在では言語は必須プログラムや ODBC などと同様にインストール機能です。言語はインストール 機能であるため、インストール機能を制御する場合と同じ方法で、インストールされる言語を 制御できます。言語のインストール機能名は amri29xxです。 6.4 コマンド行オプション ------------------------ デフォルトのコマンド行オプションは、インストール・イメージに含まれる setup.ini ファイルに 指定されています。こうしたオプションは、いずれかのオプションを指定して setup.exe をコマンド行 から呼び出す場合は無視されます。 コマンド行で変換を使用している場合は、setup.ini 内のコマンド行の値は、変換がオプション であるため無視されます。ロギング情報に対するものなど他のオプションをコマンド行に 含める必要があります。 詳しくは、セクション 3.7 「インストール・ログ」を参照してください。 6.5 公開プロパティー --------------------- IBM i Access for Windows の公開プロパティーの一部は、このパッケージにも適用できます。使用法は、 以下で説明するように IBM i Access for Windows での使用法とは幾分異なります。 CWBINSTALLTYPE このプロパティーは、初回のインストールでしか使用されません。 値は Typical と Custom だけです。デフォルトは Typical です。 例: setup /vCWBINSTALLTYPE=Typical CWBPRIMARYLANG デフォルトの 1 次言語はご使用の PC のロケールです。このプロパティーでは、別の 1 次言語を指定できます。使用する値は MRI29xx です。 例: setup /vCWBPRIMARYLANG=MRI2989 CWBUPGSSLFILES このプロパティーの使用法は、IBM i Access for Windows の場合と同じです。 このプロパティーでは、アップグレード時に SSL ファイルをアップグレードできます。 SSL の構成ファイルがターゲット PC で見つかった場合、そのファイルが最新の証明書で 更新されます。値は Yes と No です。デフォルトは Yes です。 例: setup /vCWBUPGSSLFILES=NO IBM i Access for Windows Information Center のトピックにリストされた Windows Installer の 共通プロパティー (ADDLOCAL、REMOVE、INSTALLDIR、TARGETDIR) は依然として適用できます。 Windows Installer の REBOOT プロパティーの使用については、IBM i Access for Windows では 制限があります。この制限は、このパッケージには適用されません。 6.6 管理イメージの CD または DVD への焼き付け ---------------------------------------------- 一部の CD/DVD 焼き付けソフトウェアによる長いファイル名の処理方法に 問題があるため、管理イメージを CD/DVD に焼き付けることはお勧めできません。 IBM i Access for Windows の管理イメージを含む CD/DVD からのインストールで 問題が生じる場合には、管理イメージをローカル・ハード・ディスク上の ディレクトリーにコピーして、そのローカル・コピーの setup.exe を 実行してください。 ------------------------------------------------------------------- 7.0 ポリシー情報 ------------------------------------------------------------------- このパッケージと IBM i Access for Windows の両方に同じポリシー・ファイルが使用されます。 つまり、こうしたポリシーの一部は、IBM i Access for Windows の一部の機能がこのパッケージに 存在しないため、このパッケージに使用される際には適用できません。 ------------------------------------------------------------------- 8.0 コマンド ------------------------------------------------------------------- IBM i Access for Windows の以下のコマンドはこのパッケージに組み込まれていません。 cwbdsk.exe cwbemcup.exe cwbinplg.exe cwbin5250.exe cwbunins.exe cwblaunch.exe cwblog.exe cwbsvd.exe cwbtf.exe cwbuisxe.exe cwbunnav.exe cwbunrse.exe cwb3uic.exe lstsplf.exe rmtcmd.exe rfrompcb.exe rtopcb.exe rxferpcb.exe srvview.exe strapp.exe [文書の終わり]